第44回 筋肉の運動形態
運動中の筋肉の活動様式は3形態あります。
(1)アイソメトリック(等尺性筋活動):筋肉の長さが変化しないで力を発揮する
(2)コンセントリック(短縮性筋活動):筋肉が短く収縮しながら力を発揮する
(3)エキセントリック(伸長性筋活動):筋肉が伸ばされながら力を発揮する
アイソメトリック(等尺性筋活動)とは、壁や柱などのように動かないものを全力で押すとか、バスタオルなどのように伸び縮みしないものを引張ぱったり、或いは腕相撲が拮抗した状態もアイソメトリックです。
一方、ダンベルを体に近く持ってくるときはコンセントリック(短縮性筋活動)、ダンベルを戻すときはエキセントリック(伸長性筋活動)です。
レッグプレスでは、ウエイトを押し上げる時はコンセントリック収縮になり、戻す時はエキセントリック収縮になります。
いずれも筋力増、筋肥大のトレーニングに効果がありますが、順位としては3.2.1の順番で、エキセントリック(伸長性筋活動)が最も効果が大きい。