"筋量アップ"の記事一覧

第954回 筋トレ負荷およびアナボリックホルモンは筋肥大/筋力アップの決定因子ではない

Resistance Training(RT=レジスタンストレーニング=筋トレ)が筋タンパク同化を促すことは御貴承の通りで、これまで筋肥大を最大化するには高負荷/低回数で行うことが推奨されています。カナダMcMaster大学のStuart Phillips et alはこの定説にメスをいれるべく、 低負荷(1RMの30%)でもオール…
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第947回 筋肥大/筋力アップに最効のトレーニング頻度

・分割法 vs 全身トレのどちらがBetter? ・ボディビルディング方式? それとも パワーリフティング方式? ・低負荷で筋肥大するのか? これらはよくある質問(FAQ)です。 Schoenfeld et al.が、これらに答える形での研究論文を発表しているので併せて紹介します。因みに、本ブログでも取り上げた「カロリー…
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第883回 低出力電気刺激と加圧トレーニングの組み合わせで筋量・筋力は増強する

低出力の電気刺激(NMES)と血流を制限して行う所謂BFR(Blood Flow Restriction)を組み合わせて神経筋を収縮させるトレーニング方法で、大腿四頭筋の筋肥大と筋力増大が引き起こされることが、順天堂大学/鹿屋体育大学の研究チームから報告された。 Medicine & Science in Sports…
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第853回 低強度 vs 高強度筋トレによる筋量アップ効果

“低負荷レジスタンストレーニングでも高負荷と同様の筋肉の成長が認められた”というSchoenfeld BJ et al.の研究論文に関してLyleが解説記事を書いています。皆さんにも大いに参考になると思うので紹介します。 背景: 長い間、“筋肉の成長を昂進する最良の方法は高負荷/低レップスである”ことが、揺るぎな…
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第852回 カロリー欠損 vs 筋肉カタボリズム

Q: ボディビルには筋量アップ(オフシーズン/増量期)と過剰に付いた脂肪を剥ぎ落す(減量期)という二つのフェーズがあることは御貴承の通りです。余分な脂肪を取り除くためにはカロリー欠損レベルをlow、medium、highにするやり方がありますが、今回の質問の主旨は「減量期に筋量を維持するのはどのやり方がベストなのか?」とい…
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第789回 コンプレッションウェアは筋トレ後の筋力回復を促す

研究目的: レジスタンスエクササイズ後のコンプレッションウェア(CG)24時間着用が筋力と血液パラメータ及ぼす影響について調査することである。 方法: トレーニング歴のある男性9名を被験者として、1RMの70%での8種目x10レップスx3~5セット後に、CG(介入群)又は通常ウェア(対照群)を24時間着用してもらい…
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第671回 疲労の科学

スクワットやデッドリフトで腕はデッカクなるのか?? 正解はご存知ですよね! それでは、 膝屈伸トレで腕は疲れるのか? アームクランクの後ではレッグパワーは落ちるのか? European Journal of Sport Science 2014 Apr 25: Knee extension fatigue …
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第549回 筋トレ中断がパフォーマンスに及ぼす影響

muscular strength(筋力)はスポーツ・パフォーマンスの主たる決定因子です。 筋繊維タイプ、筋断面積、筋肉構造など筋の形態変化と運動単位の動員数の増加やインパルスの発火頻度の増加などを含めた神経一筋の機能的変化との2つの主要因が相互作用し、大きな力を生み出します。 今回は、筋トレ中断が筋力・パフォーマンスへ及ぼす影…
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第536回 アナボリック ウィンドウ(筋肥大)

“anabolic window” の意味をご存知ですか? 「window」は御存じの通り「窓」のことですが、「時間帯」という派生的な意味もあります。つまり、これは筋トレの専門用語で、“トレーニング後に炭水化物やタンパク質を摂取することによって筋肥大(筋タンパク同化)を最大限に高める時間枠”のことを指します。 Messrs…
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第504回 カロリー欠損でも筋量アップする??

ダイエッターの理想として、食べたものは全て筋肉に取込まれ、運動で使われるエネルギーは全て体脂肪であれば申し分ありません。しかし、人間の体はそのように都合よくは作られておらず、減量すると体脂肪だけでなく筋肉も減少します。 遺伝的に高P-Ratio、つまり “余剰カロリーは筋肉>脂肪へ、減量で減るのは脂肪>筋肉” といった比率の恵まれ…
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第456回 筋肉はどれ位サイズアップするのか?

格闘技界のアリスター・オーフレイムは、人類最強にもっとも近い男と云われています。 ボディサイズは身長195cm、体重121kg(最大時)、胸囲115.7cm、腹囲94.2cm、腕周り45cm、体脂肪率7%とレポートされています。真偽のほどは解りかねますが、アナボリックステロイド服用の噂があります。 アーノルド・シュワル…
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第387回 IGF-1 vs IGFBP

インスリン様成長因子I(IGF-1)について取り纏めてみました。 インスリン様成長因子I(Insulin-like growth factor1:IGF-I ) IGFにはIGF-1とIGF-2と云う二つの分子種が存在する。IGF-2は初期の発生に要求される第一の成長因子であると考えられるのに対し、IGF-1の発現は…
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第370回 筋力のない青少年は早死にする!

研究目的: 思春期の筋力が、総死亡率と死因別早期死亡率(55歳未満で死亡)にいかに関連しているかを調べることである。 デザイン: 前向きコホート研究 設定: 16~19歳の1 142 599名のスウェーデン男性を対象として、24年間にわたって追跡した。 主要評価項目: 調査開始時に、収縮期血圧および…
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第356回 筋消耗の分子メカニズム

ミトコンドリアは生きている人間の全ての細胞内に存在し、細胞内の生命活動に必要なエネルギーを供給する役割・機能を持つ器官です。特に筋肉細胞(遅筋)の中に多く含まれ、筋肉の収縮に必要なエネルギー(ATP)を作り出します。因みに、筋肉内のグリコーゲンをエネルギーとする速筋には少ないと云われています。 運動は2種類に大別されま…
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第253回 テストステロン

アップデート 2013年11月21日 アナボリックステロイド 1935年に発見された物質テストステロンは、経口摂取されず、注射により体内に投与しても速やかに肝臓で代謝によって活性を失ってしまう・・・すなわち作用時間が短いという性質を有していた。そこで、テストステロンの代替物としての合成薬の開発が望まれるようになった。 …
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第157回 マスタードの効能

体脂肪を落とし筋肉隆々としたボディメイクを目指している人は、庭に目を向けるようになるかもしれない! マスタードは、脂肪減少、打ち身や腰痛、通風、関節炎や神経痛に対して効果があると古くから伝えられています。 ラットに植物ステロイドを与えたところ、アナボリックステロイドと同じようなチョットした効能が認められたと云う新たな研究…
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第79回 女性の筋トレと牛乳

女性の筋トレ後の牛乳摂取について、興味ある研究結果が米国の学術誌「Medicine & Science in Sports & Exercise」に掲載されているので紹介します。 高強度の全身レジスタンス運動の直後に牛乳を飲むと、女性の体組成の改善に非常に効果的であることが分かりました。男性と同様に、筋量・筋力の向上、脂肪…
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第48回 筋肥大トレーニングは「強度」なのか「量」なのか?

「強度」の代表的なトレーニング方法は、High Intensity Training(Hit)と云う「1週間に1回、高強度で全筋肉群を集中的に鍛える」やり方で、これはマイクメンツァーが考案したものです。マイクメンツァー(写真)は、ミスターオリンピアでは優勝経験はないものの、1979年の大会では2位の実績を誇っています。6連覇を成…
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第47回 筋力について

バルクアップとは「筋量」を増やすことで、ビルドアップとは「筋量」の完成度を高めることです。そして筋量の完成度そのものを競うものがボディビルディングです。一方、パワーアップとは筋肉・神経系を発達させて「筋力」を強めることです。そして力比べをするのがパワーリフティングです。 <筋力アップの三大要素> 人が最大に発揮できる…
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第46回 筋量アップのトレーニング

ブライアンヘイコックによって考案されたHypertrophy Specific Training(HST)は有名です。和訳すると、「筋肥大化の為の特異的トレーニング」の意ですが、基本モデルとしては三週間のピリオダイゼーションで最初の二週間は各部位を二日に一度刺激し、その後一週間のディトレーニング(休養)を設けるというものです…
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第44回 筋肉の運動形態

運動中の筋肉の活動様式は3形態あります。 (1)アイソメトリック(等尺性筋活動):筋肉の長さが変化しないで力を発揮する (2)コンセントリック(短縮性筋活動):筋肉が短く収縮しながら力を発揮する (3)エキセントリック(伸長性筋活動):筋肉が伸ばされながら力を発揮する アイソメトリック(等尺性筋活動)とは、壁や柱…
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第43回 筋肉と運動の種類

アップデート2012年1月1日 <筋肉の種類> 筋肉の分類方法には3通りあります。 1.便宜的な分類方法 骨格を持つ動物の筋肉は、その配置から大別すると骨格に付随して身体を構成し、姿勢制御に貢献する骨格筋と、骨格に直接付属せず、身体構成・姿勢制御に直接関わらない内臓筋に分けることができます。 2.組織学…
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第30回 骨格筋とインスリン実作用

ノッティンガム大学のMichael J Rennie教授、Dr Emilie A Wilkesが率いる研究チームは、サルコペニアの研究を通じて、インスリンが筋タンパク質の分解を抑制すること、更に、このようなインスリンの作用は、加齢とともに鈍化することを発見しました。 サルコペニアとは、加齢に伴い筋肉量と筋力が著しく低下して…
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第27回 「筋肉の超回復」は間違い理論?

「筋肉の超回復」とは、人間の持つ自己治癒力のことで、運動で破壊された筋繊維が、休息と栄養が十分であれば、以前の状態より高い水準にまで回復するという理論です。そしてこの考え方は、筋トレ愛好家の間では所謂バイブルのごとく語られてきました。しかし、最近になって、これは勘違い理論ではないかとの指摘が高まっています。 ただ、この理論…
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