"サプリ&飲料"の記事一覧

第1030回 ビタミンD vs がんリスク

ビタミンDについては当ブログでも数多くの研究を紹介してきましたが、適正用量および心疾患/脳卒中/がん/転倒・骨折/うつ病/関節リウマチ/多発性硬化症/死亡などのリスク軽減に関するアウトカムは辟易するほどに一貫していません。 故に、相反する研究結果を闇雲に紹介しても読者に混乱を与えるだけなので、ビタミンDに関する研究報告の紹介は敢え…
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第1010回 アナボリックステロイドの有害作用

レクリエーショナリーリフターを対象とした研究で、anabolic-androgenic steroid(AAS:男性ホルモン作用蛋白同化ステロイド)を長期に亘って使用すると、心室機能が低下すること、而も、それはステロイド使用を止めた後も続く可能性があることが、アメリカ心臓協会Circulation で発表されました。 …
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第858回 筋肉増強サプリは精巣胚細胞性がんリスクを高める

“クレアチンやアンドロステンジオンなど筋肉増強サプリを使用すると、精巣胚細胞性癌の発症リスクが有意に高まる可能性がある”という米国Brown大学からの研究報告です。 精巣癌の発症率は1975年に100,000人当たり3.7症例で、2011年には10万人当たり5.9症例に増えたが、これまで筋肉増強サプリメントの使用と精巣胚細胞…
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第828回 グルコサミン+コンドロイチンで変形性膝関節症の痛みが6ヶ月で半減?

グルコサミン及びコンドロイチン単独での効果は科学的に立証されていませんが、両者を組み合わせることで6ヵ月後には膝関節炎の症状を半分に軽減できる可能性が示されました。 Annals of the Rheumatic diseases 14 January 2015 Combined chondroitin sulfa…
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第748回 ハーブ/サプリは肝臓損傷をもたらす

ダイエット食品業者は、「ハーブを主成分としたサプリメントは、減量期のボディビルダーやアスリート或いは一般女性でも、安全で効果的に脂肪を燃焼させることが出来る」とPRしていますが、ハーブやサプリメントによる肝臓損傷が此処10年で7%から20%に増えていることが、米国アインシュタイン医療センターのDr Victor Navarroらの調…
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第732回 ビタミンD欠乏 vs 認知症リスク

英国Exeter大学医学部Dr David Llewellynらによる65歳以上の高齢者を対象とする研究結果によると、中程度のビタミンD欠乏では、すべての種類の認知症発症リスクは53%増加したが、深刻なビタミンD欠乏では125%も増加することが判った。この傾向はアルツハイマー病についても同様に見られ、ビタミンDの中等度欠乏では69%…
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第666回 ビートジュースのエルゴジェニック効果?

ビートジュース(硝酸塩)にはエルゴジェニック効果、つまり運動パフォーマンスを向上する作用があると云われているが、サイクリストを被験者とした最近の研究論文では否定されている。本研究では、中距離エリートランナーを被験者として、ビートジュースが最大下走および1500mタイムトライアルでのVO2に及ぼす急性的/慢性的な効果を調べた。…
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第620回 カルシウム+ビタミンDサプリは脂質プロファイルを改善する

米国心臓、肺、血液研究所(NHLBI)による Women's Health Initiative研究で、“1日当たりカルシウム1000mg+ビタミンD 400IU” のカルシウム・ビタミンDサプリメントを長期に摂取すると、閉経女性では血漿25OHD3濃度が高まり、悪玉コレステロール、善玉コレステロール、中性脂肪が改善することが分かっ…
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第572回 エナジードリンクは心臓への負担増大

肉体疲労時の栄養補給などを目的としたエナジードリンクと呼ばれる栄養ドリンク剤は、世界的規模で売り上げを急激に伸ばしていますが、多くの有害事象や死亡例が報告されています。このような中で、カフェインとタウリンを大量に含んだエナジードリンクを飲んだ健康な成人は、1時間後の心臓収縮率が有意に増えていることが、世界最大の放射線学会である北米放射線…
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第553回 アナボリックホルモンは筋肥大に必要ですか?

レジスタンスエクサイズ誘発性のアナボリックホルモンと呼ばれる内因性テストステロン/成長ホルモン/IGF-1は、ホントに筋タンパク合成と筋肥大を促進するために必要なのですか? 南カリフォルニア大学(米国)のSchroeder and Villanueva氏らは、『アナボリックホルモンの昂進は、筋タンパク合成を急性的に高めたり、或…
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第461回 サプリβ-アラニンの800m走パフォーマンスへの効果

カフェイン及びクレアチンは、運動パフォーマンスを向上させる合法的なサプリとして良く知られています。最近では、硝酸塩を豊富に含むビートジュースも運動持久力を向上させることが分かりました。これらに加えてβ-アラニンも話題となってきています。 University of Western Australia 2013 Apr…
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第455回 クレアチンの長期服用はビルダーの腎機能を損なうか?

クレアチン長期服用の安全性は確認されていないのが現状ですが、タンパク質を多く摂るレジスタンストレーニーを被験者とした12週間の実験では、腎機能に影響しなかったことが報告されました。 Journal of the International Society of Sports Nutrition May16 2013…
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第448回 カルニチンは動脈硬化を促進させる

米国クリーブランドクリニックのStanley Hazen博士が率いるリサーチチームにより、red meat(赤肉)に多く含まれ、且つサプリメントしても知られるカルニチンは、コレステロールの代謝を阻害し血管の内壁への蓄積を促進してしまうTMAOの血中濃度を増加させることが、人とマウスを使った実験で判明した。 Nature…
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第432回 妊婦とビタミンD

ビタミンDの適正摂取量 日本の公式推奨量は、19~50才は200IU、51~69歳は400IU、70才以上は500IUと云われていますが、近年判ってきた疾病予防と云う観点からは、この推奨量は余りにも低いとの指摘が高まっています。 国際骨粗鬆症基金による高齢者の推奨量は800~1000 IU/日となっています。 肥満…
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第414回 茶カテキンは澱粉食品のグルコーススパイクを低減する

グルコーススパイクとは、世界中の糖尿病専門医の間で定着している概念ですが、空腹時と食後の血糖値の差が大きいことを指しており、この差が大きくなるほど細小血管および大血管の障害が昂進します。 食後の血糖値は140 mg/dl未満が正常値ですが、糖尿病患者が糖質とるとグルコーススパイクが起こり、血糖値が200㎎を軽く超えて糖尿病患者にと…
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第364回 カルシウムサプリの摂取について

ハーバード大学医学大学院、米国農務省の人間栄養研究センター、ボストン大学などによる共同研究の結果「カルシウム摂取は、食事由来或いはサプリメントに拘わらず、虚血性心疾患の原因となるアテローム性動脈硬化リスクとは関連性がない」ことを発表しました。 AJCN米国臨床栄養学会誌 Nov7 2012 Calcium inta…
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第360回 ビタミンDサプリは少量が長寿の鍵?

ビタミンDが欠乏すると、心血管疾患/がん/呼吸器感染症/呼吸器疾患/結核/糖尿病など疾患発症や死亡率と関連することが指摘されていますが、適切な服用量については議論が続いており明らかになっていません。最新の研究報告としては、コペンハーゲン大学の研究チームが247,574名の血液サンプルを検査し、血清25-ヒドロキシビタミンDと…
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第335回 マルチビタミン vs 男性のがん予防

毎日マルチビタミン剤を服用することで、男性の全がんリスクは8%低減した! 前立腺癌、大腸がん、その他の部位特異的がんには有意な効果は無かった! 素朴な疑問ですが、これって何だか変だと思いませんか? 集計効果?? The Journal of the American Medical Association Oc…
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第331回 ATPサプリの長期服用の効果

アデノシン三リン酸(ATP)サプリの単回投与には効果が無いことは既に報告しました。 今回は400mgx15日間の長期投与での効果について実験が行われました。 その結果は? ATPサプリは、反復高強度運動時の筋肉の低ピークトルクとトルク疲労を改善する! Journal of the International …
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第313回 クレアチン効果:バッファー vs モノハイドレート

バッファーフォームのクレアチンは、モノハイドレートに比べて、筋クレアチン含有量、体組成、トレーニングパフォーマンスの向上に大きな変化を促さない。 Journal of the International Society of Sports Nutrition A buffered form of creatine doe…
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第304回 n-3系多価不飽和脂肪酸 vs 心血管疾患

青魚に豊富に含まれているEPA/DHAのサプリを服用しても、心血管疾患発症との関連性がない事が判りました。α-リノレン酸とうっ血性心不全との関連性が無い事も報告されました。 <α-リノレン酸 vs うっ血性心不全> American Journal of Clinical Nutrition Circulating a…
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第289回 ハゲ治療薬プロペシアの副作用

フィナステリド(プロペシア)は、米国メルク社が開発した男性型脱毛症の医療用医薬品で、世界で初めての『飲む育毛剤』です。 爆笑問題がTVで大々的に宣伝していますが、若者でも永続的な性的副作用を伴うだけでなく、服用を止めても「うつ病」になるリスクが高いことが分かりました! イントロ DHT(ジヒドロテストステロン)とは、男…
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第272回 スポーツドリンクの真実

スポーツドリンクは、“スポーツ”というネーミングから、運動や競技を行う際には飲む必要があるものだと、殆どの人がそのように思っています。ところが、スポーツドリンクにはアスリートのパフォーマンスを有意に高める特別な成分は入っておらず、真実は、体内への浸透をコントロールし、正常な細胞活動に必要な酸塩基バランスを維持する物質である電…
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第185回 必須脂肪酸CLA vs カルニチン

<CLA(共役リノール酸)> CLAは異性化リノール酸とも呼ばれる不飽和脂肪酸で、その特徴は次の通りです。 ・CLAはひまわりの種や牛肉、乳製品に微妙に含有されているが、一般食品には殆ど含まれていない。そのため、CLAを効果的に摂取するには、サプリメントや健康食品を活用するのがベターです。 ・アメリカ食品医薬品…
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第184回 茶カテキンの効果!?

トクホ “花王ヘルシア” は有害性飲料か? 茶カテキンの抗酸化/抗菌作用はホント? 緑茶のコレステロール低減効果はウソ? 黒ウーロン茶の脂肪減少効果はウソ? ポリフェノール 「Poly」は「多くの」と云う意味で、ポリフェノール (Polyphenol)とは多くのフェノールという意味となり、植物成分の総称です。ポ…
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第176回 クレアチンサプリメント vs 膝関節症

実験方法 無作為化、ダブルブラインド方式、プラセボに因る実験を行った。 閉経後の膝関節症で悩む女性を被験者として、一週間20グラム/日、又は5グラム/日、及びプラセボ(偽薬)を投与した。 下肢のレジスタンストレーニングが行われ、スタート時(PRE)と12週間後(POST)に評価を行った。 先ず立ちあがりテストが行われ…
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第175回 グルコサミン/コンドロイチン/MSMの効果?

膝関節症に悩む女性のレジスタンス運動やダイエットに.グルコサミン、コンドロイチン、及びMSMはホントに効果があるのか?! “Journal of the International Society of Sports Nutrition” 2011年6月20日付に、上記に対する研究結果が掲載されているので紹介します。 …
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第174回 .ビタミンDとカルシウム

前回はベータカロチン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEについて書きましたが、今回はビタミンDとカルシウムの不足による慢性疾患リスクに関する最新情報をお届けします。 “European Journal of Clinical Nutrition(EJCN)・・・2011年11月特別版” 長い間に亘って、カルシウム…
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第173回 ビタミンのサプリメントは有害!?

ビタミンA、C、E、ベータカロチンなどが、抗酸化作用があるサプリメントとして知られています。 抗酸化成分のサプリメントを摂取すると、活性酸素の酸化ストレスによって生じる身体組織のダメージを防ぐことができる! 販売業者のこんな謳い文句に踊らされ、健康増進と病気予防の為に良いと盲信し、服用を続けている方が大勢いらっしゃる。 …
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