"都市伝説/誇大広告"の記事一覧

第402回 肥満に関するウソとホント

米国アラバマ大学のKrista Casazza博士らは、有名メディアと科学文献のインターネット検索を行い、肥満関連で科学的に否定されている7つの神話、科学的に否定されていないが証明されていない6つの推測、及び科学根拠のある9つの事実をリストアップし、1月31日付け米医学誌New England Journal of Medi…
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第401回 小顔ダイエットと半身浴ダイエット

愚問: エラが張った大顔を小さくするにはどうしたら良いですか? 珍回答: 近所の拝み屋の婆さん曰く、護摩祈祷ダイエットが良く効くそうです。 友人は仕事で大きなミスをして、げっそり頬がこけました。 お隣の幼稚園児は、「ドラえもんに頼んで、なんでもポケットから、顔がちっちゃくなるカチューシャを出して貰えばいいのに…
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第357回 脂肪吸収をブロックするペプシコーラ!?

定性的な作用を定量的な効果にすり替えて針小棒大に宣伝するのは、今やダイエット業界の常識となっています! 水溶性食物繊維は吸収を抑制しますが、吸収を遅延させるだけの話なのに、いかにもダイエット(減量)に直結するかのようなセンセーショナルな宣伝文句には辟易とします。 サントリー食品は、490ml入りペプシスペシャルを11…
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第261回 中国ダイエット茶

中国ダイエット茶は2大別されます。 一つは、緑茶や黒茶に代表されるCamellia Sinensis(ツバキ科チャノキ)です。 もう一つは、ある種の刺激性下剤を入れた各種ハーブ茶です。 今回は、後者のセンナやルバーブのような緩下剤ハーブから作られたダイエット茶について説明します。 結論から先に言えば、こういったダイエット…
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第146回 サイエンス vs 都市伝説

“Broscience”と云う言葉をご存知ですか? これはいわゆるスラングで、ウイキペディアには、“フィットネスやボディビル界のクチコミ間違い情報”と書かれています。 因みに、“Urban legend”とは都市伝説のことですが、“Urban dictionary”という面白い辞書ブログがあり、そこにはBroscienceは…
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第141回 炭水化物は太ると言う話は都市伝説?!

難しいかも知れませんが、とても大事なことなので、理解するまで何度も繰り返して読んでください! 余分な炭水化物は脂肪に変換され脂肪細胞に貯蔵される? 糖質が脂肪に変換されることをde novo lipogenesis(DNL)と云い、このことは定性的には間違っていません。しかし、余りにも針小棒大に語られ過ぎて、…
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第133回 薬事法と医薬部外品の盲点

「医薬部外品だから効果は大きいはず」と思って購入していませんか? 医薬部外品が化粧品より必ずしも効果が期待できると言うことではありません! 例えば、医薬部外品のビタミンC濃度は3%までに対し、化粧品は10%の製品も多く存在します。 ももちろん化粧品の10%の方が、美白効果が期待できます。 医薬部外品は、アメリカに…
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第132回 ダイエット誇大広告にウンザリ!

インターネットGoogleで「ダイエット」を検索してみると、ダイエット食品や器具、エステ、経験談など、検索結果の件数は、何と3億件以上もあるので、びっくりしました。それだけ多くの人達の関心事だからなのでしょう。勿論、全てを読んだわけではないですが、これらの多くに共通した特徴としては、出っ張ったお腹に悩む肥満のオジサンや、スリムで…
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第106回 緑茶の美肌効果!ホント or ウソ?

ポリフェノールやカルテノイドを含有する栄養成分は、皮膚組織の構造や機能に効作用することが判っています。そこで、緑茶に含まれているポリフェノールが、女性の肌にどのように効作用するのか、60名の米国女性を被験者として、1日当たり1402mgのカテキンが入った緑茶を飲んでもらい、12週間の実験が実施されました。その結果、緑茶には次…
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第89回 腹筋スレンダートーンの効果はウソ!

<低周波刺激EMSマシン> 引き締めたい個所にベルトを巻いて、「テレビを見ながら腹筋運動」などと魅惑的な言葉が並びます。 American Council on Exercise (米国運動評議会)がこの問題を取りあげ、Wisconsin大学で29名の大学生を被験者として、8週間のEMSトレーニングを行いましたが、体重、体脂…
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第77回 シェービングの間違い伝説!

剃ると早く生える! 剃るときめが粗くなる! 剃ると黒々と濃くなる! 剃ったことがない部位を剃ると新たに生えてくる! これらはすべてデタラメなのです。 いつからこんな神話が生まれたのでしょうか? 私は親から聞きましたが、ニューヨークタイムズによると、少なくとも50年は語り継がれているようです。 毛包は、表皮の…
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第39回 にがり痩身

国立健康・栄養研究所という公的機関の見解は次の通りです。 にがりは、海水を濃縮したときの塩を除いた残留物であり、その主成分は塩化マグネシウムです。昔から豆腐を作るときの凝固剤に利用されてきました。 近年、にがりやマグネシウムに、「痩身効果」があるという情報が流されています。 例えば、「糖の吸収を遅らせる」「脂肪の吸収…
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第38回 豆乳で美しく痩せるのか

大豆タンパクが分解されて出来る大豆ペプチドが、交感神経を優位にさせて基礎代謝を高め、糖や脂の吸収を抑制するから痩せるだって? ホントに滅茶苦茶なPRですね! このブログの色々なコラムで説明している通り、運動も行わず食事量も制限せずして、飲むだけで痩せるものなど、食欲抑制剤や下剤類、甲状腺の機能を亢進させる薬物で、病気の状態…
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第37回 黒酢ダイエットの効果

ガンコ親父のいちじく効能! 柿が色づけば医者が倒れる! リンゴが赤くなれば、医者が青くなる! 果物の栄養価や薬効については、昔からこんな言葉で云い伝えられてきました。 梅干しについてもそうです。 このことに異議を挟むつもりは毛頭ありません。 黒酢についても、健康上の効能・効果については、頭から否定するつもりは…
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第23回 コエンザイムQ10!テレビ番組を盲信する中高年!

「エンザイム」は酵素のことで、「コエンザイム」というのは、酵素の働きを助ける補酵素です。コエンザイムQ10には、ユビデカレノン、ユビキノン、補酵素Q10、ビタミンQ、CoQ10(コーキューテン)とさまざまな呼び方があります。このうち医薬品の成分名として使われているのが「ユビデカレノン」という呼び方です。10と言うのは、基本骨格に…
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第22回 クロレラ飲んで難病完治?

国民生活センターに寄せられる苦情の中で、なんとクロレラが上位なのはご存知ですか。 クロレラと聞いてすぐに思い当たるのは、新聞の折込み広告として配られる「○○療法研究会」のチラシでしょう。 見出しに「がんこな慢性病でお悩みの方へ!」というタイトルとガン、脳卒中、糖尿病、脊柱管狭窄症etcという病名の羅列が目を引きます。そし…
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第21回 マイナスイオン製品で活性酸素を除去?

我々の現在の生活環境は、自動車の排気ガス・煤煙・ごみ・埃など大気汚染物質、更にPCやTVなどの電化製品から出る有害電磁波などによって、イオンバランスが崩れ、プラスイオンがマイナスイオンより多くなっています。 プラスイオンが強くなると、生体の「活性酸素」が増大し、血液・体液が酸性に傾いて、特に生命活動に重要な役割を果たす免疫…
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第19回 グルコサミンやコンドロイチンで膝の痛みがホントに解消?

Updated 2011.11.27 ダイエット関連だけではなく、高齢化社会が進んで行く中で、加齢からくる足腰の故障や、運動量に制限のある高齢者をターゲットにした、健康食品の誇大広告も非常に目立ちます。 代表的な例としては、大々的にテレビなどで宣伝されている「飲むヒアルロン酸」が挙げられるでしょう。必ず画面の隅に「個…
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第18回 XXX製薬のコラーゲンで加齢美ゲット?

Updated at May31’2011 コラーゲンは肌に良さそうだというイメージは、誰もが持っているのでないでしょうか。特に女性ではコラーゲンを含有する化粧品を使った人も結構おられることでしょう。 「肌の張りと弾力感、そして滑らかな肌質感を保ち、シミ・シワを防ぐ」と言うような表示がされてはいますが、これは薬事法上問題…
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第17回 センセーショナルな誇大広告

Updated at 2011.12.16 Be shame! 「酵素栄養学/ミラクルエンザイム」を提唱する米アルバート・アインシュタイン医科大学外科の新谷教授の、「病気にならない生き方」がベストセラーになり、「酵素ダイエット」が流行りました。しかし「分子生物学」の論点から手厳しく反論されました。いずれの側も、「医学…
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