"健康/美容/長寿"の記事一覧

第1220回 髪の毛を自然再生させるコツ

遺伝、ホルモンバランスの乱れ、頭皮の真菌症、ストレス、自己免疫疾患、栄養不足など、抜け毛の原因はさまざまですが、自然に発毛させるためにできることが幾つかあるようです。 抜け毛とは? 抜け毛は症状によって分類できる。 男性型脱毛症または女性型脱毛症はアンドロゲン性脱毛症とも呼ばれ、50歳以上の男性およびすでに閉経した女性に多…
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第1166回 インフルエンザワクチン接種の有効性?

もうすぐ季節性インフルエンザのハイシーズンが到来します。 あなたは予防接種どうしますか? 厚生労働省の考え方は? インフルエンザワクチンは半世紀にも亘って接種を強制され続けてきましたが、今では任意接種となりました。更に、厚生労働省は、「ワクチンにはインフルエンザウイルスの感染を完全に抑える働きはない」ことを認め、「発病…
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第1101回 タマゴは糖尿病のリスク因子ではない?

肉は2型糖尿病リスクの独立因子だが、卵はそうではないという米国ロマリンダ大学からの報告です。 ちょっと待ってください! タマゴはいくら食べても良いんだと早とちりしないように! この研究はAmerican Egg Board (AEB)から資金提供を受けています。AEBの使命は研究、教育、宣伝を通じてタマゴと卵製品の需要を促進す…
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第1092回 人工甘味料が腸内細菌に及ぼす有毒性

腸内細菌についても暫く取り上げていませんが、奇抜な研究報告が発表されたので紹介します。シンガポール/イスラエルの大学による共同研究です。 6種類の人工甘味料(アスパルテーム、スクラロース、サッカリン、ネオテーム、アペルファムカリウム)及びこれら人工甘味料入りの10種類のスポーツサプリメントに有毒性があることが分かった。消化器系で見…
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第1090回 人工甘味料スクラロースはインスリン感受性を損なう

スクラロースは1976年にイギリスでテイト&ライル社により、砂糖を基に開発された人工甘味料の一つで、24時間後にほぼ100%が代謝・分解されることなく排泄されるため血糖値やインスリン値にも影響を与えないといわれてます。 American Journal of Clinical Nutrition 2018年9月Vo…
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第1081回 ヨーヨー体重、血圧、コレステロール、血糖値は死亡や心筋梗塞/脳卒中のリスク因子である

韓国からの研究報告です。 体重変動、血圧、コレステロール、および血糖値レベルの高い人は、死亡や心臓発作/脳卒中のリスクが高いそうだ! ・全死因死亡リスク:227% ・心筋梗塞:143% ・脳卒中:141% American Heart Association(アメリカ心臓協会) Circulation Asso…
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第1078回 肥満はテロメアを短くする

細胞の大半は分裂できる回数に限りがあります。これには、細胞の末端に位置するテロメアが深く関係しています。テロメアは赤ちゃんの時が一番長く、加齢と共に短くなっていくので、テロメアの長さを知ると寿命がわかります。 テロメアの長さの単位はbp(塩基対)と表現しますが、テロメアを短くする要因として肥満、喫煙、運動などが挙げられ…
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第1070回 後医は名医

コーヒーブレイク♪ (^_^)v 新たな病院で前の医者の不手際を説明しても同調してくれない…こんな経験ありませんか? 実は、前の医師を責めないという暗黙の了解があるからです。 なぜなら「後医は名医」という言葉があり、最初に診た医師よりも、後から診た医師の方がより正確な診断・治療ができるため名医に見えてしまうから…
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第1068回 Anti‐inflammatory dietで死亡リスクは低減する

喫煙者では効果はさらに高まる! anti‐inflammatory dietとは、直訳すると抗炎症性の食品で、果物、野菜、紅茶、コーヒー、全粒パン、朝食シリアル、低脂肪チーズ、オリーブオイル、キャノーラオイル、ナッツ、チョコレート、適量の赤ワイン、ビールなどを指します。 因みに、炎症性の食品(pro-inflamma…
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第1066回 視点を寿命より健康寿命に向けるべき

寿命(Lifespan)とは一生の期間であり、余命(life expectancy=expectation of life)とはある年齢の人があと何年生きられるか、つまり、これから先残っている命の期間を指し、健康寿命(healthspan)とは各人の人生の中で健康を維持できている期間のことです。そして、フレイル(高齢による運動機能や…
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第1065回 地中海ダイエットで中高年女性の脳卒中リスクが低下

英国East Anglia, Aberdeen and Cambridge大学の共同研究で、魚、果物、ナッツ、野菜、豆が豊富で、肉や乳製品が少ない地中海スタイルの食生活で、40歳以上の女性の脳卒中リスクが低下し、心血管疾患リスクが高い成人の脳卒中リスクも軽減することがわかった。 Journal of the Ameri…
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第1062回 たった一晩の睡眠不足が肥満につながる?

睡眠不足が、“肥満につながること”、“健康な高校生でもインスリン抵抗性を高め、糖尿病発症につながること”は当ブログでも取り上げました。今般、米国ノースウェスタン大学による新しい研究で、たった一晩の睡眠不足でも肥満につながるメカニズムの一端が解明されました。健康で若い男性でも、一晩徹夜するだけでも筋肉は分解されて、体脂肪が脂肪組織にた…
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第1022回 変形性膝関節症に対するビスホスホネートの有効性

変形性膝関節症でお悩みの高齢のご婦人へご参考まで! 変形性膝関節は膝関節置換術の97%を占めています。 変形性膝関節症に対するビスホスホネート製剤に関する試験結果は相反しているのが現状です。 そこで更に研究を進めるべく、米国ボストン大学医学部Dr. Tuhina Neogiらは、英国のThe Health Improveme…
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第996回 心血管代謝疾患死と食事パターンとの関連性

米国Tufts大学Renata Micha et al.から、「特定の食品や栄養素の不最適な(suboptimal)摂取量が、心臓病/脳卒中/2型糖尿病による死亡にかなりの割合で関連する」ことが報告された。糖質制限で肉はたくさん食べても良いと薦められているが、やはり非加工/加工のレッドミート摂取には注意した方が良いようだ。 …
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第989回 カロリー制限は健康と長寿のカギ!

<結論> 米国ウィスコンシン大学/国立霊長類研究センター(WNPRC)と米国NIH/国立老化研究所(NIA)はそれぞれ同時期にアカゲザルを使って、‘カロリー制限と延命効果-健康効果に関する研究’を行いましたが、その結果は相反するもので物議を醸しました。 今般、二つの研究チームが互いのデータを持ち寄り共同して再解析した結果、『カロ…
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第939回 牛丼を食べてりゃ医者いらず?

昨年末、WHOの専門機関である国際がん研究機関(IARC)が、「ソーセージなどの加工肉に発がん性がある」と発表したことに、国内外でおおきな反発が広がったことは記憶に新しい。そんな中で勢いに乗るかのごとく、牛丼チェーン大手の吉野家が「牛丼の具を3カ月間、毎日食べ続けても、生活習慣病の原因となるメタボリックシンドロームを引き起こすような…
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第872回 耐久性アスリート vs 不整脈リスク

4年前の強靭な松田選手の急性心筋梗塞による突然死は、サッカー界のみならずスポーツ界全体に大きな衝撃を与えました。本研究は持久力が要求されるアスリートを対象にしたものですが、町の足自慢の諸兄も自分を過信しないで心臓検査は受けておいた方が良いのではないですか。 マラソン、トライアスロン、アルペンサイクリングなど持久力を要す…
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第824回 もっと現実的な身体活動の目標が必要ではないか!?

現行の身体活動ガイドラインは、全人口に対して150分/週の中程度の活動目標を達成するよう奨励しているが、非アクティブな人たちにちょっとした身体活動を行なわせることに傾注すべきである。 座位時間が長いと、特に糖尿病、心臓病、ある種の癌など慢性疾患リスクが高まることが示されている。 現行のガイドラインは、成人に週当たり1…
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第777回 乳がんの予後治療に運動および鍼治療が有効

米国AbramsonがんセンターとPennsylvania大学による二つの新研究は、がん関連の痛みや腫れに苦しむ乳がん生存者に希望を与えるものであり、予後治療として筋力やボディイメージを高める方法を示している。 この研究は、癌患者の最大利益に意を注ぎ様々な治療を組み合わせた統合腫瘍学に焦点を当てるJNCI Monograp…
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第776回 身体活動が増えると抑うつ症状が減少

抑うつ症状と身体活動の間には、身体活動レベルが高まるとうつ症状が減り、逆にうつ症状が増えると身体活動レベルが減るという双方向性の関係があることが英国のバースコホートを50歳まで追跡した前向きコホート研究の結果として示された。英London大学のSnehal M. Pinto Pereira氏らが、JAMA Psychiatry誌電子…
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第747回 バイアグラ vs 悪性皮膚がんリスク

“バイアグラを使うと悪性黒色腫メラノーマの発症リスクが84%高まる”ことが、ハーバード大学医学大学院/ハーバード大学公衆衛生大学院(栄養学科)/Indiana大学ら共同研究チームから報告された。 JAMA Internal Medicine 2014; 174(6):964-970 Sildenafil Use a…
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第746回 パイプカットは前立腺がんリスクを高める

ハーバード公衆衛生大学院から、全ての前立腺がんのリスクは、精管切除(パイプカット)によって10%高まることが示された。その内訳としては、悪性度の低いがんでは有意なリスク増は認められなかったが、進行性がんでは20%、致死性がんでは19%高まった。PSA検査を受診していた男性では、致死性前立腺がんリスクは56%高まった。若い年代での精管…
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第688回 暑い時は熱い飲み物でクーリング

「発汗量は冷たい飲み物と温かい飲み物によって一過性的に変化すること、そしてその変化は体幹温度や皮膚温度に関係なく、而も口内ではなく腹部内の温度受容器によって独立的に調整されるものである」ことが、カナダOttawa大学の研究チームから発表されました。 Journal of Applied Phylosogy 2014 …
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第678回 心房細動リスク vs 年代別身体活動レベル

米国心臓協会(AHA)及び米国心臓病学会(ACC)は、“心血管リスク減少のための生活習慣ガイドライン”で、強度/頻度/時間を増やすように奨励していることは御貴承の通りです。 しかし、過ぎたるは及ばざるがごとしの諺の通り、今般、スウェーデンのカロリンスカ大学病院(Karolinska University Hospital)/Kar…
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第675回 お金持ちほど長生き

平均寿命は所得に比例! お金で愛は買えないかもしれないが時間は買えるようだ。 ウォール・ストリート・ジャーナル(2014年4月22日) ブルッキングス研究所のエコノミスト、バリー・ボスワース氏の分析によると、裕福になればなるほど長生きできることが明らかになった。しかも、その差は拡大しつつあり、特に女性の場合に…
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第565回 美容整形手術

顔のしわ、鼻、眉毛、まぶたなどの美容整形で、見た目はどれだけ若返るのでしょうか? 米医学誌JAMA Facial Plastic Surgery(2013年8月1日)に掲載された調査結果によると、 美容整形手術によって外見は平均3.1歳(範囲:-4.0歳~9.4歳)若返ったものの、魅力や美しさはそれほど増していなかったことが明ら…
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第488回 自律神経の改善には活発な運動を1日20分以上!

わが国は、現在、他の国では類を見ない人口の高齢者が進んでいます。それに伴う医療費の増大は、国の財政を圧迫しています。そのような加齢に伴う疾病の罹患率の増大の背景には、身体活動の減少が原因すると考えられています。高齢者は、若年者に比して、 日常生活の身体活動が30%以上少ないことが報告されており、その結果、有酸素能の低下や筋肉…
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第484回 ポッチャリ型はホントに死亡率が低いのか???

長寿の秘訣とは何か? 熟睡と一小四多なり! 一小四多とは、小食・多出・多働・多忘・多接である! やっぱり先人の知恵が正しいのでしょうか? 米国立衛生統計センター/疾病対策予防センターのFlegal博士ら研究チームによる、“ポッチャリや肥満気味の方が標準体重より長生きする”という研究結果がJAMA(米国医師会雑…
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第444回 ベータトロフィン vs 膵β細胞

膵β細胞は、細胞内グルコース代謝を介してインスリン分泌を制御している細胞ですが、糖尿病患者では不足したり十分に産生されません。 ハーバード幹細胞研究所のDoug Melton氏らは、ハワードヒューズ医学研究所(HHMI)との共同で、インスリン抵抗性のマウスを用いた研究により、膵β細胞の劇的な増殖を促すホルモン “ベータトロフィン”…
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第423回 加工肉は死亡リスクを高める

イントロ 「red meat」と云う英単語が頻繁に登場し、本ブログでは「赤肉」と訳していますが、日本で日常的に使われる「脂身の少ない赤身肉」の事ではありません。 red meatの定義は、文化、地域、経時、業界により異なりますが、「牛肉、豚肉、羊肉(マトン)、馬などの成獣肉で、生の状態での肉色が赤色系であるもの全般を指す…
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第416回 日米の死因ランキング

米疾病対策センター(CDC)が2013年3月1日付けで、2010年の米国における国民死亡統計を発表しました。 日本と比較しやすいように一覧表にしました。 註1. 悪性新生物とは、悪性腫瘍のことです。細胞が何らかの原因で変異して増殖を続け、周囲の正常な組織を破壊する腫瘍で、がんや肉腫などがこれに入ります…
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第403回 飽和脂肪酸と心血管疾患発症率

随所で書いたように、ハーバード大学公衆衛生大学院は、飽和脂肪は“悪い脂肪”として位置付けています。 更に、乳製品は飽和脂肪の含有量が高く、多量摂取すると、“骨を弱体化させる”、“骨粗しょう症と大腸がんのリスクを低減するが、前立腺がんや卵巣がんのリスクが高まる”という考え方をしています。 飽和脂肪と心血管疾患発症の関連…
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第393回 人工甘味料アスパルテームの真実

国際学院埼玉短期大学健康栄養学科による “清涼飲料水中のアスパルテームに関する研究”によると、清涼飲料水中のアスパルテーム含量は4〜79mg/100mlとされています。 厚生労働省の2002年度/2003年度の調査では、アスパルテームの摂取量は、一日の許容摂取量の0.29%で、多いものでも数%と報告されていま…
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第385回 過体重/肥満と死亡率(システマティックレビュー)

ポッチャリや肥満気味の方が標準体重より長生きする! 肥満と全死亡率の関連性について、Flegal氏ら全米保健医療統計センター、米国疾病管理予防センター、オタワ大学、国立癌研究所のメンバーで構成される研究チームは、97研究/288万人/死亡27万人のシステマティックレビューを行い、その結果が2013年1月2日付けのJAM…
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第365回 アロマテラピーは1時間を超えると有害!

植物由来の芳香性精油は空気中に様々な揮発性有機化合物を放出するが、これらは大気中のオゾンと混合して劣化すると、目や気道の炎症を引き起こす微小の “二次生成有機炭素エアロゾル” と呼ばれる副産物を作りだすことが報告されています。 今回の研究で “1時間を超えるアロマテラピーは、心臓血管に有害性をもたらす” ことが、新たに判り…
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第344回 ハゲと浮腫んだ瞼は心臓病の兆候!

老化の兆候は実年齢ではなく、生理学的/生物学的な年齢が反映される! こめかみの後退した生え際、頭頂部のはげ、まぶたの脂肪性沈着物、耳たぶのしわは、老化の兆候で心臓病リスクの増大と関連する。 心臓発作リスクは57%増大! 心臓病のリスクは39%増大! 米国心臓協会(AHA)科学会議で、コペンハーゲン大学のTybjaer…
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第337回 n-3系多価不飽和脂肪酸αリノレン酸と心血管疾患リスク

αリノレン酸(ALA)と云えば、えごま、クルミ、調合サラダ油、菜種油、大豆油などの植物性食品に多く含まれています。αリノレン酸と心血管疾患リスクとの関連については、賛否両論の研究があり明確になっていません。そこで今回251,049人を対象とした心血管疾患15,327件に関する研究群のメタ解析が行われましたが、結論としては、“αリノレ…
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第333回 ダイエットと身体醜形障害

ユビキタス社会と言われる現代社会で、TV番組やネット情報の影響を受けて“痩せている=美しい”、“痩せて幸せになる”といったイメージが創り上げられ、若い女性達だけでなく男性の間でも“ヤセ願望”が強くなっています。「身体醜形障害」とはダイエットの域を通り越して、自分の容姿に対するコンプレックスが病的に高まり、極端な低体重など偏ったボディ…
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第332回 単糖類のoverfeedingとカロリー制限が肝臓脂肪に及ぼす影響

アップデート 2015年12月27日 肥満者のケースでは、3週間の炭水化物(単糖類)の過剰摂取で体重は2%増加し、肝臓脂肪は27%増加した。その後6ヵ月の低カロリー食で体重は4%(3.2±0.6kg P<0.000)減り、肝臓脂肪は25%(11.7±1.9%から 8.8±1.8% P<0.05)減少した。 …
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第328回 概日リズム

概日リズムについては、 “第300回の概日リズムvsメタボリックシンドローム” で詳しく書きましたが、その後2つの新研究が発表されているので紹介します。一つはマウス実験ですが、もう一つは人間を被験者としたものです。 American Journal of Clinical Nutrition August 22, 2…
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第312回 鍼治療はプラセボ効果ではない!

米国の国立補完代替医療センター(NCCAM)と非営利グループSamueli Instituteの資金援助により、慢性疼痛に対する鍼治療効果の厳格なメタ解析が行われ、その結果が2012年9月10日付で“Archives of Internal Medicine”に掲載されました。 Acupuncture for Chronic …
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第306回 サリドマイド薬害

胎児の手足や耳に奇形をもたらす強力鎮静薬「サリドマイド」を開発・販売したグリュネンタール社(西ドイツ)が、先週金曜日に初の謝罪声明を出した・・・市場から製品回収してから既に半世紀が経過している。 BERLIN (AP) 2012年8月31日、 医薬品サリドマイド(ブランド名Contergan)は、1950~60年代に妊婦…
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第303回 カロリー制限は長寿の秘訣???

長寿の秘訣は熟睡と一小四多(小食・多出・多働・多忘・多接)と云われます。 しかし、米国NIH(国立衛生研究所)傘下のNIA (National Institute on Aging:国立老化研究所)がアカゲザルを使って実験した結果では、カロリー制限は健康面での幾つかの利点はあるが、寿命を延ばす効果はないことが分かり、Aug29 2…
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第297回 心血管疾患リスクの人は卵黄を食べちゃダメ!

アテローム性動脈硬化症で通院している患者を被験者とした、カナダRobarts研究所の論文が2012年7月31日付けで、カナダのジャーナル誌“Science Direct”に掲載されました。 研究タイトル “Egg yolk consumption and carotid plaque” “卵の黄身と頸動脈プラーク”…
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第294回 ジョンソン・エンド・ジョンソンの品質問題

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、米国ニュージャージー州ニューブランズウィックに本社を置く、製薬、医療機器、日用品その他のヘルスケア関連製品を取り扱う多国籍企業です。 医薬品関連については、過去3年間で解熱鎮痛剤「タイレノール」や「モトリン」などの市販薬、および子会社のデピュイ・オーソペディクスが製造した「人工股関節」の大規模…
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第278 うつ病に運動は効果なし!

アップデート 2012/08/02 英国では成人6人に1人が心の病気を患っており、その中でも一般開業医に最も相談が多いのは “うつ病” だと云われています。うつ病は今や社会的問題となっており、医学的な指導としてエクササイズが奨められてきましたが、“通常のケアに追加的に運動を行っても効果は無い”ということが、英国Bris…
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第251回 牛乳は有害!?

牛乳を飲んで丈夫な骨作りをしましょう! 子供の時から当たり前のように聞かされてきました。 でも、牛乳を飲むと本当に丈夫な骨になるのでしょうか? 米国では酪農業界から年間3億ドルのお金が、宣伝費/支援金/基金/献金など様々の名目で、栄養士、大学教授、研究者、政治家、スポーツ選手、芸能人など個人や団体に支払われているそうだ。因みに…
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第244回 トマトの効能ホント?

ヨーロッパでは、「トマトが赤くなると医者が青くなる」と云われるほど、トマトは色々な栄養に富んでいます。 最近では、トマトの赤色色素リコピンが抗酸化物質で、人体に悪影響を及ぼす活性酸素を除去する作用があり、心血管疾患の予防になると話題になっています。 これって本当なのでしょうか? American Journal of …
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第237回 「ロナルド・マクドナルド」は引退か!

マクドナルドは50年間、人気キャラクター「ロナルド・マクドナルド」を使い、自己健康管理が出来ない幼い子供たちに、不健康な食物を宣伝し続けてきたとして社会的責任を追及されています。 “Corporate Social Responsibility”とは、企業の社会的責任のことで、企業が利益を追求するだけでなく、組織活動が社会…
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第228回 食物繊維と心血管疾患リスク

“日本人の食物繊維の摂取と心血管疾患リスク” についての国立がん研究センター(日本)の研究論文が、European Journal of Clinical Nutrition (EJCN) 2011年11月に掲載されました。 その内容は下記の通りです。 背景/目的 アジア地区での食物繊維と脳卒中/動脈性心血管の発症…
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第213回 膝関節炎

ご参考! 激しい膝関節痛でお悩みの方へ 人工膝関節置換手術 変形性膝関節症、慢性関節リウマチなどの疾患による膝関節の障害治療として行われるもので、全置換型人工膝関節(Total Knee Arthroplastyと部分置換型人工膝関節(Uni Knee Arthroplasty)があります。人工関節に用いられる新素材…
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第198回 ハイヒールに御用心!

最近、 “ベアーフットランニング” が話題に上がっています。 科学的に未だ解明されてはいないのですが、ベアーフットを推奨する人たちが主張するメリットは、 「近代的にデザインされたクッション性の良い靴を履くと、脚力や深部感覚が落ちるが、ベアーフットで走ると、フォアフット着地しやすいし、地面だけでなく、自分自身のウエイトもリ…
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第171回 アロマテラピーと室内空気汚染

古代エジプトに始まり、フランスやイギリスでの学術的な発展を経て、ホリスティックな自然療法と云う謳い文句で、アロマテラピーは今や広く普及していますが、これに警鐘を鳴らす論文が発表されました。 「アロマテラピーと呼ばれ、芳香性のエッセンシャルオイルを使うマッサージ療法を行っているスパは、蓋し室内空気汚染の有害性レベルを高め…
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第139回 肥満と平均寿命

「年寄りはチョット小太りの方が良い」と云うのが定説になっています。 ウィキペディアには、BMIと平均余命の関係というタイトルで、「厚生労働省の研究班(研究代表者=辻一郎東北大教授)による40歳代のBMIと平均余命を調査した研究で、太り気味(BMI:25以上30未満)の人が最も長命である結果が得られた。「太り気味の人」に次い…
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第137回 挫滅症候群(ざめつしょうこうぐん)

“死亡率の高い筋肉損傷”について説明している記事がありましたので紹介します。 スポーツによる骨格筋の傷害には、各種骨折、捻挫等の靭帯損傷、肉ばなれと言われる筋繊維の断裂、アキレス腱断裂等の腱の傷害がよく知られています。これらの傷害は、頚椎損傷、頭蓋骨の損傷などを除き、適切な治療が行なわれれば、生命そのものが危険にさらされる…
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第102回 たまごとコレステロール

最新の「文部科学省の食品成分データベース」で調べてみると、日本産のたまご100g当りのコレステロールは420mgですから、中程度60gのたまご1個のコレステロールは252mgになります。 全食品の中で最もコレステロール値が高く、コレステロールの横綱とも別称されています。 しかしネット検索してみると、卵は食べても大丈夫…
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第63回 摂食障害

摂食障害とは (1)歯科や口腔外科で問題とされる「嚥下機能障害」 (2)脳卒中、筋肉疾患、呼吸器疾患など身体の麻痺や機能的障害 (3)精神科や心療内科で問題とされる「中枢性摂食障害」 このように三大別されますが、今回はダイエット関連の中枢性摂食障害についてお話します。 中枢性摂食障害(Eating Disorders)…
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第24回 マーガリン(トランス型脂肪酸)

アップデート(2013年3月23日) トランス型脂肪酸は、欧米ではとっくの昔に毒物指定されていることは、既にお耳に達していることと思います。 この件が日本でも大きく騒がれてから、トランス型脂肪酸の含有量の低減に、努力を費やしてきた一部メーカーもきっといることでしょう。しかし、日本マーガリン工業会のホームページを見る限…
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