"食欲/常習性"の記事一覧

第1120回 食欲の真実

運動するとお腹が空いて食欲が高まるのでダイエットには逆効果である。 これってホントですか? いいえ、間違った考え方です! 食欲の制御 食欲/摂食は多くの経路で複雑な制御を受けていますが、'homeostatic(恒常的)制御 or hedonic(快楽的)制御に2大別されます。 前者は、脳では視床下部や脳幹…
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第962回 頭脳作業後の運動は過食を抑える

「運動するとお腹が空いて、食欲が昂進するので、運動はダイエットには向かない」と科学的な裏付けのない印象で語る人たちが見受けられますが、数多くの科学的エビデンスが『運動後に食欲や摂食が急性的/代償的に高まることは無い』ということを示しています…第945回 運動は食欲/摂取量を高める?? 今般、米国アラバマ大学のHunter GR e…
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第951回 やっぱり高タンパク食は満腹感を高める

低カロリーでもタンパク質リッチな食事は満腹感を高めるという理由で、多くの人がダイエットには高タンパク食を採り入れています。しかし、この考え方は意外にも大規模の疫学研究で検証されてはいなかったことは知っていましたか? 今般、Richard D. Mattes教授を筆頭とする研究チームは、タンパク質の摂取が満腹感に与える影響を調べた研…
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第945回 運動は食欲を高める??

「運動するとお腹が空いて、食欲が昂進するので、運動はダイエットには向かない」といった印象を語る人たちが多い。しかし、食欲旺盛だった高校時代でさえも、へとへとになるまで運動した後は逆に食べられなかったことを思い出す。果たして運動は食欲や食行動にどのように影響するのだろうか? 科学エビデンスはどのような采配を下しているのか検証してみま…
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第886回 情報操作ダイエット

情報操作とは与える情報(証言、記事、写真、映像)を制限したり、虚偽または虚偽にならない範囲で改変することによって、その情報を受け取った者が受ける印象や判断結果に影響を与えようとする行為です・・・wikipedia 米国コロラド医科大学/コロラド大学/コロラド州立大学/Denver VA メディカルセンターによる研究報告…
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第831回 インスリン製剤デテミルの摂食抑制/減量効果

インスリン製剤は作用時期および作用様式から、速効型インスリン製剤、中間型製剤(NPH)、及び中間型と速効型インスリンを様々な割合で組み合わせた混合型インスリン製剤、更に最近ではインスリンアナログとして超速効型インスリン(リスプロ、アスパルト、グルリジン)、超速効型インスリンの混合型化製剤(リスプロ混合製剤、二相性プロタミン結晶性イン…
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第810回 果糖はブドウ糖より摂食行動を高める

2014年12月10日アリゾナ州フェニックスで開催された米国神経精神薬理学会(ACNP)年次総会で、南カリフォルニア大学から「ブドウ糖と果糖への脳の反応は異なること」、「果糖は脳の報酬回路の応答を高め摂食行動を促進すること」が示唆された。 米国の成人3人の中で2人は過体重で、3人の内1人は肥満である。この主要因としては…
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第809回 ブドウ糖リッチな食品への欲求を駆り立てる脳内メカニズム

「視床下部弓状核で酵素グルコキナーゼが活性化すると、ブドウ糖を多く含む食品をもっと食べたくなり、不活性化するとブドウ糖リッチな食品の摂取量は減少する」ことが、英国Imperial College Londonの研究チームから報告されました。 グルコース(ブドウ糖)が豊富に含まれている食品に対して私たちの食欲を駆り立てる…
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第807回 運動強度が食欲に及ぼす影響

低中強度の運動をすると血糖値が低下し、食欲が亢進すると云うのが通説ですが、『標準体重/過体重/肥満者のどなたでも、運動消費カロリーが同じであれば、運動強度が異なっても食欲反応は同じである』ことが、ノルウェーNorwegian University of Science and Technology/St.Olavs Hospital…
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第738回 お腹いっぱいになり1日の摂取カロリーが減る新ダイエット食品

食物繊維は水溶性と不溶性に二大別され、Viscosity(粘性)/fermentability(発酵性)/fecal-bulking(糞量膨化性)/water-binding(水結合性)の特質を持っている。 今般、粘性繊維と全粒高アミロースとうもろこし粉で作られた食品を朝食で食べることで、“満腹感を高めて当日のトータル摂取カロリー…
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第724回 インスタント麺は女性の生活習慣病リスクを高める

“ラーメンなどのインスタント麺を週に2回以上食べる女性は、生活習慣病リスクが68%高くなる”というハーバード大学公衆衛生大学院/ハーバード大学医学大学院/ベイラー大学メディカルセンターら研究チームによる研究論文が、2014年8月21日付け栄養学ジャーナル“Journal of Nutrition”に掲載された。 The…
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第716回 パルスダイエット

「1日に1サービング(1皿分)のインゲン豆・エンドウ豆・ひよこ豆・レンズ豆などを食べると、満腹感が高まりウェイトマネジメントに良い結果をもたらすかも知れない」と云うカナダの聖ミカエル病院による新研究です。 MEDLINE、EMBASE、CINAHL、Cochraneの2013年5月6日までの記録を検索して、豆類が食後の…
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第661回 炭水化物が食欲を抑えるのは何故?

腸内細菌によって発酵する炭水化物の摂取量を増やすと減量効果があると言われていますが、その理由は積年の謎でした。Imperial College London及びMRC臨床科学センターによるマウスを使った共同研究で、その謎を解明する大きな手掛かりが見つかりました。 Imperial College London 30 …
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第599回 エクササイズ vs 食品イメージに対する中枢反応

英国Birmingham 大学/Aberdeen大学/Imperial College London/Johns Hopkins大学ら共同研究で、「Vo2max70%の強度の高い有酸素運動をすると食欲は抑えられ、且つ、脳の報酬系領域は高カロリー食品に対しては非活性化し、低カロリー食品に対しては活性化する」ことが分かった。 …
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第554回 ナビスコ・オレオを食べると止まらない!?

どうしても食欲に勝てない! それは単なる意志力の問題に過ぎないと断定する人もいます。 しかし、根性論で正面から克服しようとしても、ついつい食べてしまう。 何故でしょうか? 美味しさは摂食行動を促進するアクセルであり、脳の視床下部だけでなく快楽中枢と呼ばれる報酬系が摂食行動に関係するからです。つまり、報酬系で分泌される神経…
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第508回 高GI食品 vs 摂食行動

「白パンやジャガイモなどグリセミック指数(GI値)の高い炭水化物を食べると、お腹が減りやすく、報酬・渇望に係わる脳領域の活動が高まる」ことが、米国ボストン小児病院のDavid Ludwig博士より報告されました。 イントロ GI指数とは、ブドウ糖50gを摂取後2時間までの血糖値上昇率を100として、食品の炭水化物50…
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第498回 激しい運動をすると食べる量が減る!

運動しない場合や中等度の運動に比較して、非常に激しいインターバル運動を行うと、その後38時間経過しても摂取量が低く抑えられることが分かった。 運動しなかったグループの摂取量は794kcalで、非常に激しいインターバル運動グループの摂取量は594kcal だったと報告されている。 International Journ…
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第492回 カトラリーが味覚に及ぼす影響

カトラリーとはナイフ・フォーク・スプーンなど食卓用の器具を指します。 お皿のサイズとカラー及びフォーク・ナイフ・スプーンの重さ、サイズ、カラー、形状を変えることで食べ物の味覚が変わるそうなので、カロリー計算が出来ない人たちの食生活改善の一助になるかもしれません ♪(^.^)v  Flavour 26 June 20…
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第452回 外食はやっぱりダイエットの敵

カロリー、脂質、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、コレステロール、ナトリウムの過剰摂取は、肥満、高血圧、心臓病、糖尿病、及びガンなどのリスクを高めることから、全国チェーンのレストランやファーストフードは、高カロリーで且つ多量の塩分を含む食事を提供しているとして批判されています。 それでは、独立系や小規模チェーン店のメニューにはカロリー表…
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第445回 深夜に間食したくなるのは何故?

朝は体がまだ眠っているから食べられない! 夜更かしすると口が寂しくなる! 昔からよく言われてきた言葉ですが、深夜の食欲増進や朝の食欲不振には、概日リズムという体内時計が関わっていることが、ハーバード大学メディカルスクール及び附属病院Brigham &. Women's Hospital、並びにオレゴン健康科学大学の共同研究で判明…
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第362回 腸由来セロトニンは空腹順応への多機能決定因子

腸由来セロトニンの合成は空腹によって高まり、肝細胞のグルコース取り込みを防ぐと同時に、脂肪分解と肝臓の糖新生に有益な作用をする。腸由来セロトニン合成を薬理学的に阻害すると、2型糖尿病の高血糖改善に貢献すると考えられる。 Cell Metabolism 18 October 2012 Gut-Derived Sero…
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第227回 食欲亢進グレリンとペプチドYY

食欲をコントロールするホルモンはインスリンだけではなく、レプチン、グレリン、ペプチドYYも統合シグナルとして脳の視床下部に信号を送ります。今回は、その中のグレリンとペプチドYYについて書きます。 米国のスポーツ医学団体American College of Sports Medicine (ACSM)の機関誌 Medi…
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第223 アイスクリーム vs 報酬系(快楽中枢)

美味しさは摂食行動を促進するアクセル(摂食中枢)であり、満腹感は摂食行動を抑制するブレーキ(満腹中枢)です。これらの食欲中枢が拮抗的に働く神経性調節をつかさどるのが視床下部(間脳)ですが、最近では快楽中枢とも呼ばれる報酬系(中脳)のドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質も摂食行動に関係することが注目されています。 ド…
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第222回 報酬系ダイエット

「Reward」と「Award」の違い 西部劇でお馴染みの御尋ね者のポスターには“Wanted”と書かれていますが、犬猫や落し物を探すポスターには“Reward”という単語が見出しタイトルによく使われています。 それでは、RewardとAwardはどう違うのでしょうか? RewardとAwardのいずれも、何かをうまくやり…
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第221回 ハエも失恋するとやけ酒!?

メスを口説こうとして、しつこくまとわり付いたけれど 冷たく何度も撥ねつけられ 満たされぬ思いで お酒に浸るオスのショウジョウバエ! ハエも人間も同じなんですね! ニューヨークタイムズ Learning From the Spurned and Tipsy Fruit Fly March 15, 2012 …
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