"下半身太りを解明"の記事一覧

第944回 体重の増減が体組成および体脂肪分布に及ぼす影響

上半身の皮下脂肪と内臓脂肪は脂肪細胞が肥大化することで蓄積される。故に、体重と比例して増減する。しかし、下半身の脂肪は然にあらず、脂肪細胞の数が増えることで蓄積される。故に、下半身の脂肪は短期的な食事制限では減少せず、而も、脂肪細胞の数は減量しても減少しないので、体重の増減を繰り返すと長期的には脂肪細胞の数が増えていき、体重の再増加…
トラックバック:0

続きを読むread more

第563回 Thigh Gap(太ももの隙間)

10代の少女や若い女性の間で、両足をそろえて立っても、太腿が付かないほどスレンダーな足が憧れの的となっています。 美脚への執着は今に始まったことではないですが、ソーシャルメディアの影響が非常に大きく、Facebook、ブログサービスTumblr、画像共有サイトPinterestには、「成功」を見せびらかしたい少女や、逆に自分では「…
トラックバック:0

続きを読むread more

第561回 腹部・ヒップ・大腿部の肥満を徹底解明 Part4

脂肪組織の内分泌機能における性差 脂肪組織は総称してアディポカインと呼ばれる多数の産物を分泌します。その中で主要なアディポカインは、 レプチンとアディポネクチンの二つです。 複数の研究で、BMI値の違いや体脂肪量を調整した後でも、男性に比べて女性は循環レプチン濃度が高いこと知られています。そしてこの知見は、e…
トラックバック:2

続きを読むread more

第560回 腹部・ヒップ・大腿部の肥満を徹底解明 Part3

臀部・太ももの脂肪 vs 代謝リスク 臀部・太ももの脂肪が代謝リスクと関連するメカニズムはあきらかになっていません。 しかし、臀部・太ももの脂肪組織の貯蔵容量は、身体中央部の脂肪量レベルの決定に役割を演じていると考えられます。 非肥満女性における最近の無作為化対照試験では、脂肪吸引で太ももの脂肪を除去すると、腹部に優先…
トラックバック:2

続きを読むread more

第559回 腹部・ヒップ・大腿部の肥満を徹底解明 Part2

体脂肪と脂肪分布の性差 肥満指数(BMI)が同じでも、女性の体脂肪率は男性に比べて、一般的に約10%高い。 一般的に、男女共に年齢を重ねていくにつれて体脂肪率は増加しますが、女性は生涯を通じて全体的に男性よりも体脂肪率が高いのが特徴です。 性別と人種が相互作用することも明らかにされており、白人と比較してアフリカ系アメリ…
トラックバック:2

続きを読むread more

第558回 腹部・ヒップ・大腿部の肥満を徹底解明 Part1

男女の肥満および人体各部位への脂肪組織の分布に、性差、年齢、遺伝子、ホルモン、代謝、エピジェネティック(後成遺伝子)などの諸要因がどのように絡んでいるかについて、米国Boston薬科大学のKalypso Karastergiou博士らによる研究結果が、Biology of Sex Differencesに掲載されているのでご紹介しま…
トラックバック:2

続きを読むread more

第544回 脂肪が蓄積しやすい部位

座りがちな人ほど心膜と胸部内の脂肪が増えます! 摂取した過剰エネルギーは脂肪として沈着します。 皮下脂肪とは皮膚のすぐ下についているつまめる脂肪のことで、内臓脂肪とは、おなかの腸間膜やその周辺にたまっている腹腔内脂肪のことです。いずれも脂肪細胞の中に蓄積されますが、更に余った脂肪はむきだしのまま異所性脂肪として、脳を…
トラックバック:0

続きを読むread more

第390回 洋なし型とホメオボックス遺伝子

前々回の記事で紹介した洋なし型についての新説は、脂肪細胞から分泌されるアディポカインに関する研究報告ですが、今回は遺伝子に関する研究で『男女の腹部及び臀部から脂肪組織を採取して調べた結果、臀部の遺伝子の特性は、性差を問わず、腹部の遺伝子と大きく異なっていることが分かった』という論文が、2013年1月1日付で “the journal…
トラックバック:0

続きを読むread more

第388回 洋ナシ型はリンゴ型より健康的??

臀部、太腿、腰部に脂肪が蓄積する洋ナシ型よりも、お腹回りに脂肪が付く内臓脂肪型の肥満が、心臓病や糖尿病などの生活習慣病の元凶であり、ウエスト周りが男性85cm以上、女性90cm以上はイエローカードであるとされてきました。 今般、カリフォルニア大学デービス校の研究チームは、「臀部の脂肪蓄積はケメリンやオメンチン‐1の分泌異常に起…
トラックバック:0

続きを読むread more

第384回 腹部脂肪吸引と術後のたるみ

Q:32歳の未婚♀です。腹部の脂肪吸引を考えていますが、術後のたるみや凸凹がとても不安です。脂肪吸引について、否定的なポイントも含めてアドバイスいただければ嬉しいです。よろしくお願いします。 A: 美容整形外科の技術は進んでおり、真っ向から反対するつもりはありません。 しかし、近代的な医療設備もさることながら、最終…
トラックバック:0

続きを読むread more

第368回 女子高生の下半身の悩み QA

Q:ヒップと太腿を細くしたい! ヒップと太腿に非常にコンプレックスを持っている高2♀です。 身長は161cmで、体重は食事制限で54kgから50kgまで落としました。 お腹回りや顔は少しほっそりしましたが、ヒップと太腿は変り映えがしません。 ものすごく悩んでいます。どうしたら良いのか教えてください。よろしくお願いします。 …
トラックバック:0

続きを読むread more

第271回 女性の悩み・・・下半身太りを解明する!

“第944回 体重の増減が体組成および体脂肪分布に及ぼす影響” でアップデートしているので参照してください。 基礎知識 脂肪細胞の数は乳児で通常50~60億ですが、幼児期と思春期に増加し、健康な成人では250〜300億になります。典型的な過体重の大人は約750億、重度の肥満者では2500~3000億の…
トラックバック:1

続きを読むread more

第262回 肥満すると筋肉内に脂肪が蓄積する(霜降り肉)

摂取した過剰エネルギーは「皮下脂肪」や「内臓脂肪」として蓄えられます。 内臓脂肪とは、おなかの腸間膜やその周辺にたまっている「腹腔内脂肪」のことです。 いずれも脂肪細胞の中に蓄積されますが、更に余った脂肪はむきだしのまま「異所性脂肪」として、脳を除く全ての内臓や筋肉などに取り付きます。異所性脂肪は第三の脂肪とも呼ばれます。 今回は…
トラックバック:0

続きを読むread more

第96回 女性の悩み・・下半身太りを解消!

Updated 2012/07/25: 脂肪細胞のメカニズムについて追記しましたので、”第271回の女性の悩み・・・下半身太りを解明する!“を参照してください! 女性の肥満の原因の一つとして「冷え性」が上げられていますが、「一般的には、コアボディの体温と肥満は関係ない」ことが実験で検証されました(American Soc…
トラックバック:0

続きを読むread more