"肥満のメカニズム"の記事一覧

第1199回 脂肪は炭水化物に変わる?

“第143回 炭水化物の欠乏と糖新生/ケトン体”で触れた通り、脂肪はブドウ糖に変換ができますが、そのプロセスは非常に非効率的なので、“変換されない”と説明されることが多い。それでは、もっと詳しく補足説明しましょう 多量栄養素 先ずは原点に戻って、栄養素についておさらいします。 たんぱく質(Protein)・脂質(Fat…
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第995回 炭水化物は脂肪に変わる?

相変わらず針小棒大な誤情報が飛び交っています。 『人体はたんぱく質を脂肪に変換する能力がありません。ですから、たんぱく質をたくさん食べても脂肪に変わることはありません。しかし、炭水化物は脂肪に変わるので肥満の原因になります。』・・・あなたはこのように教わってはいませんか? これも真っ赤な嘘です! 先ずは、「第141…
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第987回 糖質制限ダイエットへの正しい理解

前回の記事は、ケトン体に関する生理学的な誤解を正すために書いたもので、一部の糖質制限原理主義者が主唱する“糖質制限ダイエットの絶対的優位性”を支持するものではないことを先ずは申し上げておきます。 糖尿病に関しては “第984回 米国糖尿病学会は低炭水化物食(糖質制限)を正式に容認した???” を参照していただきたく、こ…
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第811回 炭水化物は太るってホントなの?

この記事を精読すれば、あなたもきっと一端のダイエット通になれるでしょう。 アトランタBookbinderのロブスター、シンガポールRafflesホテルの中華料理、バリ島アマンキラのナシゴレン、游玄亭西麻布の特選シャトーブリアンetc/etc豪華で美味しいものを食べるのは人生の楽しみの一つです。 しかし、食生活が豊…
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第600回 脂肪はより好ましいエネルギー源なのですか??

Mr Lyle McDonaldの直近のQAです。 質問: パレオダイエット推進派は、脂肪は体にはPreferred(好ましい)エネルギー源なので、食事構成の脂質比率を“トータルカロリーの40~70%”に高めるべきであると主張していますが、これって本当なのですか? 回答: 生理学の観点からこの問題に触れる前…
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第232回 PPAR-γ vs 過食

視床下部のPPAR-γが活性化すると過食/肥満を引き起こす。 視床下部のPPAR-γによるエネルギーバランスの中枢調節が明らかになり、PPAR-γ関連薬剤の副作用による体重増加を裏付ける。 PPARγ(Peroxisome Proliferator-Activated Receptorγ)とは核内受容体スーパーファミ…
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第178回 肥満のメカニズム

三大栄養素の摂取について様々なことを書いてきましたが、それらのおさらいとしての恰好の英文記事がありましたので、和訳(ダイジェスト)して紹介します: 基礎熱力学の第一法則(エネルギー保存則) ◆ 摂取量>消費量、つまりオーバーカロリーなら太ります。 ◆ 摂取量=消費量、つまり現状維持です。 ◆ 摂取量<消費量、つま…
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