先行研究では、“シューズの質量が100g 増える毎に酸素摂取量は約1%高まる”、”代謝率とランニング速度は正比例する“ことが報告されています。今般、コロラド大学ボルダー校Kram et al.はシューズに小さな鉛のビーズでできた100g及び300gの重りを気づかれないように縫い付けて、3000mタイムトライアルのパフォーマンスがそれ…
心臓から運ばれていった酸素の量(心拍出量×動脈血中酸素)から、心臓へ還ってきた酸素の量(心拍出量×混合静脈血中酸素)を引いたものが、全身で消費された酸素の量である。これが Fick の原理で、式で表すと酸素摂取量(VO2)=心拍出量(Q)×動静脈酸素較差(a-VO2 diff)となります。
しかし、今般スイスZurich大学Mon…
International Journal of Sports Physiology and Performance
May6 2015
The Effects of a Sports Specific Maximal Strength and Conditioning Training on Critical Vel…
膝を痛めたランナーが裸足で50マイルレースを完走するという内容の著書「Born to Run」がフォアフット論争の火付け役になり、ベアフット/ミニマリストの提唱者は、フットストライクと傷害には相関性があり、フォアフット及びミッドフットは、かかと着地に比べて傷害が少ないと主張します。
一般市民ランナーの大半はかかと着地ですが…
Journal of Physical Activity & Heath
JPAH Volume 11, Issue 1, January
Steps That Count: The Association Between the Number and Intensity of Steps Accumulated and…
かかと着地はミッドフット着地(フラット走法)より省エネである。
Medicine & Science in Sports & Exercise:
POST ACCEPTANCE, 30 August 2013
Rearfoot Striking Runners Are More Economical than M…
89377名の中年層を対象として、ランニングとウォーキングが変形性関節症と人工股関節置換リスクに及ぼす影響を調べました。
Medicine & Science in Sports & Exercise:
2013 Jan30
Effects of Running and Walking on Osteoarthri…
フォアフット vs かかと着地!
ベアフット vs ミニマリストシューズ vs ランニングシューズ!
果てしなき議論が続いています。
ベアフットは “裸足” という意味です。
ミニマリスト(最小限主義者)とは、コンピューターや芸術の分野から派生した言葉で、“最小限の美を追求する人たち” を指しますが、現在では「ラ…
Medicine & Science in Sports & Exercise:
19 April 2012
“Advantage of Distance- versus Time-based Estimates of Walking in Predicting Adiposity”
目的;
身体活動の推奨は、…
有酸素運動 vs 筋トレ
有酸素運動と筋トレを連続して行うことに関しては、その順番も含めて前回のコラムで取り上げました。取り纏めますと、現状では賛否両論あるとは云え、その中ではっきりしていることは、有酸素運動では筋肉を増やすことはできません。従って、筋量アップが目的であるなら、大事な点は高強度の筋トレを行うことに太宗傾注す…
減量すると、健康上の多くの利点があるだけでなく、ランニングのスピードが上がります。
ランナー、ランニングコーチ、ライターとして著名な米国のMr Joe Hendersonによれば、1ポンドの減量では、1マイル当りのスピードに大した影響は出ないが、10ポンド減量すると、1マイル当り20秒、5kmでは1分、マラソンでは約9分のスピ…